- 2019/03/12 84-601 低圧液体 背圧バルブ [ Japanese ]
重 要
この装置を使用する前に、安全対策と取扱説明書をよく読んでお使いください。
また、本取扱説明書はしっかりと保管してください。
概 要
本装置は塗料に含まれるマイカ等の含有物
の破損を少なくするシンプルな構造です。
接液部には、ステンレススチールを使用し、
水性塗料対応の低圧背圧バルブです。
仕 様
設定最大背圧 0.9 MPa
最大流量 3.7 ℓ/min.
材料 入口/出口 接続ネジ 1/2㌅ NPT (f)
圧力計 取付ネジ 1/4㌅ NPT (f)
接液部材質 ステンレススチール、PTFE(フッ素樹脂)
質 量 3.4 Kg
84-601低圧液体
背圧バルブ 取扱説明書
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本説明書における警告、注意、注意事項は、次のような意味を表します。
警告 注意 注意事項
重傷、死亡事故または重大な器物
破壊を招く危険な行為または安全
でない行為を示します。
軽傷、製品または器物破壊を招く
危険な行為または安全でない行為
を示します。
設置、操作または保守に関する重
要な情報を示します。
本機を使用する前に以下の注意事項を必ずお読みください。
取扱説明書をよく読むこと
塗装機器を操作する前に、取扱説明書に記載され
ている安全、操作および保守に関する全ての情報
を読み理解してください。
操作員の訓練
塗装機器の全ての作業者は、操作する前に訓練を
受ける必要があります。
装置誤使用による危険
装置の使い方を誤ると、装置の破損、誤作動また
は予期せぬ作動が発生し、重傷につながる危険性
があります。
保守中は全ての電源、接続を切断、減圧、
ロックすること
保守する前に全ての電源、接続を切断してロック
しないと、重傷や死亡事故を招くことがあります。
高圧力対策
高圧力は重傷を招く原因となります。保守する前
には、全ての圧力を開放してください。スプレー
ガンの吹付き、ホースからの液漏れ、破損した
部品によって人体に塗料が噴出されると、重傷を
招くことがあります。
圧力開放手順
装置の取扱説明書に記載された圧力開放手順を
必ず守ってください。
装置保護具の適切な場所への設置
安全装置が正しく設置されていない場合は、
装置を操作しないでください。
自動機器
自動機器は、警報なく突然作動することがあります。
日常点検
消耗や故障箇所が無いか毎日点検してください。
機器の安全状況がはっきりしない時は、作動させ
てはいけません。
機器を改造しないこと
機器メーカーの書面確認なしに、機器を改造して
はいけません。
緊急時に備え、あらかじめ機器の停止方法、
遮断箇所を把握すること。
静電気対策
塗料は帯電するため、作業領域にある装置類や被
塗物、その他導電性の物は適切に接地して下さい。
不適切な接地や火花は危険で、火災、爆発、感電
その他の重傷につながります。
安全メガネ着用
サイドシールド付きの安全メガネを着用しないと、
眼の負傷または失明を招くことがあります。
安全配慮すること (塗料に触れないための注意事項)
a)ガンやバルブをけっして人に向けない。
b)手や指をスプレー先端に置かない。
c)塗料漏れを手や体、手袋、ウェス等でけっして押さえない。
d)スプレーする前は常に先端ガードを装着する。
e)スプレーする前は常にガントリガーの安全を確保する。
f)スプレーしない時は常にガントリガーを安全にロックする。
医療上の注意
高圧液によるけがは重傷になります。疑いがある
場合は、すぐに緊急処置室にいくこと。
a)注入の疑いがあることを医者に伝える。
b)機器に付属される医療注意カードやこの医療情報を
医師にみせること。
c)塗料の種類を医師に伝えること。
d)塗料の安全データシートを参照すること。
防毒マスクを使用すること
有毒蒸気を吸込むと重症や死に至る危険がありま
す。塗料やシンナーのメーカー安全データシートに
従い防毒マスクを使用してください。
有毒な塗料または蒸気
危険な塗料または有毒な蒸気が眼や皮膚に付着し
たり、誤って吸込んだり飲み込んだりすると、重傷
や死亡につながります。使用する塗料の危険性に
関して習得してください。
火災と爆発の危険性
装置の不適切な接地、不十分な換気、火気、火花な
どは危険で、火災や爆発、重傷つながる可能性があ
ります。
発射物の危険性
高圧で放出される塗料やガスまたは飛んでくる
破片によって負傷する場合があります。
電気ショック / アース
不適切な接地やスパークは危険で、火災や爆発、
電気ショックなどの深刻な重症につながります。
指を挟む危険性
稼動部に指を挟むと、押しつぶされたり、切断され
る可能性があります。全ての稼動部には指を挟む
危険性があります。
騒音の危険性
大音量が人的損傷を引き起こす場合があります。
本装置を使用する場合は、聴覚保護具を使用して
ください。
安全上の注意事項
警告
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背圧バルブ(84-601) 分解図/パーツリスト
Item No. 部品番号 名 称 数 量
1 84-367 ボンネット 1
2 84-378 ハンドル 1
3 20-262 ナット、1/2-13 1
4 84-384 ボタン 1
5 84-374 スプリング 1
6 84-559 ボディ、316 S.S. 1
7 83-2744 ゲージ、200# (S.S.) 1
8 20-5632 ニップル、1/4 NPT 1
9 84-562 デスク 1
10 84-348 コネクター 1
11 1
12 20-2848 エルボー、1/4 NPT 1
13● 84-563 ダイアフラム、PTFE 1
14 2
15● 84-564 ダイアフラム、ナイロン 2
16● 84-386 ガスケット 1
17 20-1596 5/16-18 X 7/8㌅ 六角ボルト 8
●印の部品は、リペアキット(6-1309)に含まれています。
■分 解
1. システム内の圧力を逃がし、
背圧バルブを取り外します。
2. ボルト(17)を 6本外します。
3. 部品を洗浄しキズ等を調べ必要
なら交換します。
■組 付
1. ダイアフラム(13)がボディ(6)
側になるように組付ます。
2. ボルト(17)は締付トルク 6.9
N·mで締付ます。
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2016-09-77-2629-R4.1-J01